バイヤー・マネージャーになる道筋 その2
Aさんは、その後、オーナーの人脈で、日本の店でバイヤー・マネージャーとして働く事になりました。そこで、バイヤー・マネージャーを目指しているBさんと出会いました。Bさんは、服飾専門学校でバイヤーとしての勉強をし、アパレル業界に入って来ました。知識も豊富で、アシスタントからの経験もしっかり積んでいます。最初は、専門学校の紹介による店で経験を積み、フリーのバイヤーに転向しました。しかし、買い付けして店に陳列するだけでは、物足りなさもありました。もっと自分を表現したい。その為には、自分が買い付けた物を多くの人に知って貰う必要がある。それが、バイヤー・マネージャーになるきっかけだったそうです。AさんはBさんに、バイヤー・マネージャーは、その時の流行を先読みし、リーズナブルな値段で交渉するだけでなく、商品をどう見せるか、どう売っていくかといったマーチャンダイジングと、その商品によってブランドのイメージを大切にしなければならないというプレスの仕事も担っている事を教えました。
傾向の正確性、アプローチの仕方、人との繋がりの大切さを、BさんはAさんから学び、自分のスキルにしていったという事です。